◆浜松北地域の交通問題

 私たちの居住する「浜松北地域(三方原・都田・新都田)」は、企業進出に伴う開発が急速に進もうとしています。都田町で建設中のスズキ浜松工場は、2018年に全面稼働する予定です。また、新東名浜松SA南側では「新・ものづくり特区(50f)」の開発が進められています。豊岡町もヤマハ発動機IM事業部が進出します。さらに東名三方原PAにスマートインターチェンジが開設されます。通勤・配送車両による幹線道路の交通渋滞、生活道路への迂回車両による交通事故の増加、通学路の危険性増大など交通量激増による環境問題が危惧されます。

◆協議会の目指す方向

高岡市の駅舎から越ノ潟へ向かう万葉線

市街地と郊外の交通格差の是正と、免許返納後も容易に移動できる公共交通機関の導入を目指します。

高齢社会の進行と交通渋滞解消に、低料金で軌道を走り、定時運行のできるLRTも将来的な選択肢と考えています。運行する先進地として高岡市と富山市を視察しました。

◆設立までの経緯

三方原自治会連合会 ・平成18年11月「LRT講演会」を開催
・平成21年 1月「三方原地区の交通を考える会」を開催
・平成22年12月「LRT住民説明会」を開催
地域公共交通活性化推進
議員連盟
・平成19年 9月 柳川樹一郎市議を会長に発足
・平成19年11月「地域公共交通活性化に関する要望書」提出
高台商工発展連合会 ・平成26年 3月「LRT導入を求める要望書」浜松市に提出
浜松北地域新交通システム
推進協議会
・平成26年 5月 設立準備会発足、設立総会開催に向けて準備
LRT先進地
富山市と高岡市を視察
・平成26年 9月21,22日高台商工発展連合会と浜松北地域新交通システム推進協議会はLRTの乗車、基地視察等で研修

◆浜松北地域新交通システム推進協議会 設立総会

浜松北地域新交通システム推進協議会 設立総会

日 時:平成26年11月29日(土)
会 場:三方原協働センター ホール
参加者:50名
◇設立に至るまでの経過を説明、会の目的と提案議題に賛同をいただき、今後の事業について協議
◇「交通対策についての要望書」提出と地域説明会開催について協議

◆浜松北地域交通対策説明会(H27年1-2月)

浜松北地域交通対策説明会

開催内容は・・・
・浜松北地域の交通問題の現状と展望
・地域における交通問題意見交換
・署名運動の実施について(方法、期間等)

浜松北地域交通対策説明会開催日

◆要望書提出

要望書提出

 5月25日(月)、3月と4月の2ヶ月間に自治会役員と地域の皆さんから協力をいただいた21,918名分の署名を添えて要望書を浜松市と議会へ提出しました。
 地域の開発への期待と、それに伴う交通量の増加や交通事故の増加・渋滞発生等の不安も伝えて、早い対処をお願いしました。6月15日(月)浜松市議会の環境経済委員会で要望書と署名簿が取り上げられました。

◆会の組織

部会を中心に公共交通を利用した「誰もが快適なくらしやすいまちづくり」に繋がる事業を実施します。

組織図

三方原・都田・新都田の自治会連合会、浜松北地域まちづくり協議会、浜松高台商工発展連合会、はままつフルーツパーク時之栖、浜松都市環境フォーラム、浜松北商工振興会等の各事業所代表者が発起人となっています。